【楽曲分析】『ライラック』コード進行やBPMなど【Mrs. GREEN APPLE】

楽曲分析

ミセスのライラックをピアノで打ち込んだところ、それまで持っていなかった観点から聴くことができたので、ここに記します。

聴き込んでいる方からすれば「何を今さら」といった感じかもしれませんが、ご容赦を。

原曲MVはこちら。

アニメMVはこちら。
アニメ『忘却バッテリー』のオープニングです。

ちなみに、ピアノで打ち込んだ動画はこちらです。

BPM

基本的にはBPM: 150の曲ですが、ラスサビ頭の2小節は142になります。
(筆者調べ、誤差がある可能性あり)

『鼓動が揺らす この大地とハイタッチ』のところです。

BPM150のままでメトロノームを鳴らしていると明らかにズレたので、下がっていることは間違いないと思われます。

BPMを落とすことで、感情が強調され、今しかない美しい一瞬を際立たせるような演出になっています。

拍子

基本的には4/4拍子ですが、Cメロは3/4と4/4を繰り返します。

『影が痛い』(ピッピッピ)
『価値なんか無い』(ピッピッピ)
『僕だけが』(ピッピッピ)『独りのような』(ピッピッピッピ)

です。

日本の代表的な応援様式として、三三七拍子がありますよね。
『忘却バッテリー』は高校野球をテーマとした漫画ですので、応援と関連が深いです。

三三七拍子は実際には四拍子ですが、ライラックのCメロは三三七の並びを意識して作られたのかもしれません。
深読みかも?

コード進行

印象的な点のうちのいくつかを見ていきます。

まずは1番サビに入る部分です。
『三番ホーム 準急電車』のところです。
キーGからB♭へ転調しています。

|Cm7 |G♭ A♭ |B♭ F7/E♭ |

Cm7からサビ頭のB♭までを聴いてみましょう。

ディグリーネームで書くと、IVm→♭I→♭II→♭III(転調後のI)です。

サブドミナントマイナーで少しだけ調性を揺るがせ、♭I→♭IIで劇的に雰囲気を変え、最後に転調後のトニックに着地しています。
G♭→A♭→B♭の部分は全音一つずつ上昇していく進行になっており、強い推進力があります。

メロディーラインもコード構成音を通っており、スケール外の音でグッとくる感じが際立って聴こえるようになっています。

次はラスサビの転調も聴いてみましょう。
『(つき動)かしている』のところです。
キーB♭からBに転調します。

Cm7 → F7 → B♭ → B

これは、サブドミナントの代理→ドミナントセブンス→トニック→半音上げた転調先のトニックという進行です。

突然半音上がるので、転調したことが明確に伝わってきます。
これにより、ラスサビをわかりやすく盛り上げることができます。

最後にもう一つ注目してみましょう。
アウトロの最後です。
キーはラスサビで転調したBのままです。

G#m7 → D#m7 → EM7 → GM7

これは、トニック代理 → トニック代理 → サブドミナント → サブドミナントマイナー代理という進行です。
サブドミナントマイナー代理で終わることで切ない印象を与え、続きを予感させます

ジャケット画像にはピンクのライラックが写っており、花言葉としては「思い出」などがあるそうです。
また、この曲の歌詞では「大人になっていく葛藤」や「青春時代の眩さ」が描写されています。

この後も、『この寿命の通りに』人生が続いていくのだということが感じられる終わり方と言えるでしょう。

トニックとかドミナントとか、何それ?って方は、ぜひこちらの記事も読んでみてください!

(おまけ)懺悔

(おそらく)一カ所ですが、ピアノアレンジ動画で半音でぶつけてしまいました。
ボーカルとベースが一瞬ぶつかっております。

もっと自分で聴き直さなきゃなぁと思いました。
該当部分がどこなのか、あなたも探してみてね!(開き直り)

前回の懺悔はこちら!

まとめ

ミセスのライラックについて話してきました。
改めて、とても良い曲ですよね!
本記事に皆さまにとっても新しい視点があったならば幸いです。

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