「オーギュメントコード」や「ディミニッシュコード」とは?使い方の具体例もあり!ピアノ音源でわかりやすく解説!

音楽理論

オーギュメントコードディミニッシュコードについて解説する記事です。

これらのコードは、楽曲に特別な響きや緊張感を加える重要な役割を果たします。
使いこなすと、楽曲制作のレベルがワンランク上がります!

今回は、この2つのコードについて、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

オーギュメントコードとは?

オーギュメントコードは、「増三和音」とも呼ばれ、「Caug」のように書かれます。
Caugはこんな感じの響きです。

Caugの構成音

怪しげな雰囲気がします。

メジャーコードは「ルート、長3度、完全5度」という構成ですが、オーギュメントコードは5度の音を半音上げます
つまり、C(ド・ミ・ソ)では「ソ」を半音上げて、Caug(ド・ミ・ソ#)という構成になります。

オーギュメントコードの響きには浮遊感があり、不安定な印象を与えます。

このコードの特徴は、すべての音の間隔が「長3度」で統一されているという点です。
なので、同じ響きを持つ別名のコードが3種類あることになります。
例えば、Caug、Eaug、G#augは全て同じ構成音(ド、ミ、ソ#)で、最低音が異なるだけです。

いつだったか巷で話題になった「ブラックアダーコード」は、
オーギュメントコードを分数コード(オンコード)にしたコードの一種です。

オーギュメントコードの使い方

ここでは代表的な2つの使い方を紹介します。

クリシェの進行を作る

オーギュメントの使用例(クリシェ)
C → Caug → C6

Cの「ソ」→Caugの「ソ#」→C6の「ラ」が半音ずつ上昇していきます。
コード進行の中で一つの音が半音ずつ上昇/下降していくことをクリシェと呼びます。
augを使うことで、この半音の音程を作ることができます。

ドミナントセブンスの代理として使う

まずはドミナントセブンスの場合を聴いてみましょう。

ドミナントセブンスのコード進行
G7 → C

ここではCに向かうG7がドミナントセブンスということになります。

これをaugに変えてみましょう。

オーギュメントの使用例(ドミナントセブンスの代理コード)
Gaug → C

どちらでもCへ自然につながっているように聴こえますね!

ディミニッシュコードとは?

ディミニッシュコードは、「減三和音」と呼ばれ 、「Cdim」のように書かれます。
Cdimはこんな感じの響きです。

Cdimの構成音

不穏な響きがしますね。

マイナーコードは「ルート、短3度、完全5度」という構成ですが、ディミニッシュコードは5度の音を半音下げます
つまり、Cm(ド・ミ♭・ソ)では「ソ」を半音下げて、Cdim(ド・ミ♭・ソ♭)という構成になります。

このコードの特徴は、ルートから順に構成音が短3度→短3度で積み重なることです。
さらに短3度を重ねた場合、ディミニッシュセブンスコードになります。
例えば、Cdim7(ド・ミ♭・ソ♭・ラ)のような感じです。

ディミニッシュでは、ルートと5度が減5度の音程になっており、これはトライトーンと呼ばれます。
トライトーンは非常に不安定な響きを持つ音程です。

ディミニッシュセブンスコードの特徴は、すべての音が短3度で等間隔に並んでおり、
ルートと5度、3度と7度でそれぞれトライトーンが形成されます。
この対称的な構造は、オーギュメントコードと同様に、どの音を根音としても同じ響きになるという性質を生み出します。
Cdim7、E♭dim7、G♭dim7、Adim7は、すべて同じ4つの音(ド・ミ♭・ソ♭・ラ)で構成されています。

ところで、dim は m(♭5)と同じで、例えば Bdim は Bm(♭5) ですが、7thを付けると異なるコードになります。
例えば、
Bdim7はシ・レ・ファ・ラ♭で構成され、
Bm7(♭5)はシ・レ・ファ・ラで構成されます。
m7(♭5)は「ハーフ・ディミニッシュ」と呼ばれます。

ディミニッシュコードの使い方

ここでも代表的なものを2つ紹介します。

パッシング・ディミニッシュとして使う

ディミニッシュの使用例(パッシング・ディミニッシュ)
F → F#dim → G → C

全音1つ分の間隔にある2つのコードの間に経過音のように差し込むディミニッシュコードをパッシング・ディミニッシュと呼びます。

今回の例では、FとGの間にF#dimを差し込んでいます。
これによって、FとGを滑らかにつなぐ役割を果たします。
特にベースラインが半音ずつ上昇する形になり、聴いていて気持ちが良い進行になります。

ドミナントセブンスの代理として使う

augの説明で聴いたのを再掲します。

G7 → C

またドミナントセブンスの代理かい!
って感じですが、ディミニッシュに置き換えた場合も聴いてみましょう。

ディミニッシュの使用例(ドミナントセブンスの代理コード)
Bdim → C

やはり、どちらもCへ解決したと感じますね。

ポイントは、GdimではなくBdimに置き換えている点ですね。

G7の構成音は「ソ・シ・レ・ファ」です。
これのルート音を消すとどうなるでしょうか?

そう、Bdim(シ・レ・ファ)になります。

ほとんど同じ構成音で響いているので、代理コードとして機能するんですね!

まとめ

オーギュメントコードとディミニッシュコードについて説明してきました。

どちらも特徴的な響きをする、面白いコードですよね!

自作曲に取り入れてみましょう!

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