【楽曲分析】「みちなるひろがる」とはサウナである

楽曲分析

2記事連続で学マスの楽曲を語ることにしました。

今回はゆめぱしーの「みちなるひろがる」!

先に言っておきますが、イントロとかの意味不明ゾーンはよくわかりませんでした!
ふふ、ままならないね…。

いったい誰ですの…そんな状態で「楽曲分析」記事を書こうとしたおばかさんは…

わたくしですわぁ~~~!

↑これがこの記事を書いた目的の半分です。
つまり、すでに50点獲得。

そんな状態でピアノを打ち込んだのがこちらです。
聴いてみてくださいませ~~!

注意)コード進行は投稿者の解釈や耳コピスキルによりオリジナルと異なる可能性がございます。

1番Aメロ:VI → II7 → Vのループが生み出す浮遊感

最初のセクションはE♭メジャーキーで始まります。

|Cmin F7 B♭ Cmin |Cmin F7 G♭ |
|Cmin F7 B♭ Cmin |Cmin F7 B♭ E♭ |

ここで注目したいのが「VI → II7 → V」という進行のループ構造です。

具体的には「Cmin → F7 → B♭」という流れが主に繰り返されます。
この進行はマイナートニック(VI)から始まるという点が特徴的です。

通常、多くの楽曲はトニック(I)であるE♭から始まります。
しかし、ここではあえてCminから始めることで、どこか浮遊感のある雰囲気を演出しています。

F7はB♭に対するセカンダリードミナントです。
E♭メジャーキーのダイアトニックコードではFminですが、それをメジャーコードにして7thを付けます。
これによって、F7は次のB♭に対して強い引力を持ち、進行に推進力を与えています。

Aメロの最後はツーファイブワンでしっかりとトニックのE♭に着地します。
この定番進行により、安定感が生まれます。

1番Bメロ:王道進行とクロマチックアプローチ

E♭メジャーキーのままBメロに突入します。
ここでは「A♭ → B♭ → Cmin」という「IV → V → VI」の進行が登場します。

|A♭ |B♭ |Cmin |Cmin |
|A♭ |B♭ |Cmin |Cmin |
|Amin |A♭ |Gmin7 |E♭ |
|E♭/B♭ |Gmin7 |A♭ F7 |B♭ |
|E♭ |

これは王道進行(IV → V → III → VI)の派生形と解釈できます。
王道進行はJ-POPで非常によく使われる進行ですが、ここではIII(Gmin)をスキップして直接VIに向かっています。
Bメロでいったん落ち着いた雰囲気にする効果を感じられます。
※スキップした部分のボーカルメロディーはB♭(Gminコードの3度の音)なので、もしかしたらCminではなくてGmin/Cかも?

さらに興味深いのが「Amin → A♭ → Gmin7 → E♭」という流れです。
Aminは本来E♭メジャーには存在しない「♯IV」のコード。

これを経由してA♭(IV)、Gmin7(III)とクロマチック(半音階的)に下降していき、最終的にトニックのE♭に着地します。

この滑らかな半音進行が、聴き手に心地よい緊張と解決をもたらしてくれます。

その後はサビに向かって盛り上がっていきます。
「E♭/B♭ → Gmin7 → A♭ → F7 → B♭ → E♭」
ここも最後はツーファイブワンで締めくくられます。

1番サビ:転調で広がる世界

サビではEメジャーに転調します。
元のE♭メジャーから半音上がるこの転調は、楽曲全体に新鮮な明るさをもたらします。

|A |B |G#min |C#min |
|A |B |G#min | 
|A |B |G#min |C#min F# |
|F#m7 |G#7 |C#m7 |G♭ |
|A |B |

基本的な進行は「A → B → G♯min → C♯min」、つまり「IV → V → III → VI」。
これも先ほど登場した王道進行です。
耳馴染みが良く、キャッチーな印象を与える進行です。

イントロとかの「わちゃわちゃ感」がある部分との対比で、安心感があるサビになっています。

最後の「G♭ → A → B」(II → IV → V)という進行も、次の展開への期待感を高める効果的な流れです。

次の展開とは、わちゃわちゃした間奏部分です。
その部分の説明は割愛します。
ままならないからです。

Cメロ:Cメジャーキーの”安心感”とラスサビへ向けた転調

CメロはCメジャーキーに転調します。

|F |G |Emin7 |Amin7 C7 |
|Fmin |G♭ |B |D♭ |

「IV → V → III7 → VI7 → I7」

ここでも王道進行が使用されています。
また、白鍵のみで構成されるCメジャーキーのおかげで、より強い安心感が得られ、グッとくる部分になっている気がします。

Cメロの途中から再びE♭メジャーに転調します。

転調前の最後のコードはC7、転調後の頭のコードはFminです。
C7の構成音である「E, G」からFminの構成音である「F, G#」へ向けて、半音隣へ進みます。
ここもセカンダリードミナントと捉えられるでしょう。

まとめ

「みちなるひろがる」の魅力を一言で表すと、

わちゃわちゃゾーンと安心ゾーンの対比

ではないでしょうか。
もちろん一言では言い表せない魅力に溢れた楽曲ではございますが…!

この対比は、まるでサウナと冷水のループで整っているかのようですね!(タイトル回収)

今回触れた「王道進行」について知りたい方は、こちらもどうぞ!

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